誰かの誕生日というのはさておきとして。
結構いろんな日になっている。
例えば、灯台の日、寿司の日、焼酎の日など。
今年、新しい日が仲間入りした。
「古典の日」である。
「源氏物語千年紀記念式典」という天皇、皇后両陛下が
おいでになる場で宣言された「古典の日」は、
他の記念日とは格が違うといっていいだろうか。
11月1日は紫式部日記に源氏物語にかかわる出来事が
あったという記述があるということからきているらしい。
「源氏物語千年紀記念事業」とともに、伝統文化を見直す
記念日の制定が関係者から提唱されて決まったもののようだ。
全然新聞を読むまで知らなかったが、それが一般の受け止めよう
ということでいいだろうか。
温故知新の気持ちは大切だとは思う。
だから、「古典の日」なのか。
古典は今と明らかに違う世界がある。
読み方も難しいし、記念日を制定したから、親しまれるとも思えない。
なにやら、法制化も目指していくらしいが、そういうものなのだろうか。
古典とは昔に書かれた書物であろう。
ほんとうに必要なものはずっと残っていくものではないか。
新しいものがたくさん出版される中で、読み継がれる書物は
その本の魅力で今も輝いているのではないか。
まあ、11月1日が休みになればうれしいが、「文化の日」が
あるから無理かな。