3月までは忙しくて、時間の余裕がない日々だったが、
3月半ばに午後から上野へ行く用事があり、直帰にして、
のんびり一人飲みすることにした。
まだ、飲み屋さんが開店していない時間ということもあって、
最初に出かけたのが、ここ。
以前の職場がここの近所にあった。
酒屋として利用した記憶はないし、昼間に営業している印象も
ないこの酒屋は、サラリーマンが仕事の後にちょっと一杯にするには
ぴったりのお店だ。
もちろん、立ち飲みである。
中に入ると先客は1人。
私はここにひとりで入るのは初めてで、ここではもっぱらビールを
飲んでいたが、日本酒の種類が増えていたので、「北翔」を頼む。
一升瓶からコップに注いでくれる。
ゆでピーナッツをつまみにして500円ほど。
店内は昔と変わらない感じ。時計は相変わらず少し進めてある。
会話をする相手もなく、もくもくとピーナッツと日本酒を交互に
口にふくむ。
仕事後にここで飲んでいたときから流れた時間を感じながら、
飲むピッチが早いことを気にする。
2杯目を飲むつもりは最初からなかったのでさっさと店を出る。
が、まだ、店で飲むには私には早い時間なので、
思うところもあって、寄り道をする。
暗くなって画像ははっきりしないが、ここは湯島天神。
梅の花を撮ったが、もうおしまいの時期だったか。
このあたりに来て、時間があれば、おまいりに来ている。
自分の気持ちを整理するのにいい場所のようだ。
その後に、出かけたのはこのお店。
多古久というおでん屋さん。
ひ孫さんがおられる位の女将さんがおでん鍋を守っている。
ここでは、2杯目はお酒にするのだが、先に一杯飲んだので、
ビールで通すことにする。
そうしたら、お腹がいっぱいになってしまった。
おいしくいただいたのはいいが、量を食べられなくなったことを
ここでも実感する。
このお店を出たのが7時台。
おみやげを買って帰宅しても9時台。
こんなゆっくりした外呑みをたまにするのもいいもんだと
つくづく思う。