ネットでは多くのところで報道された事件がある。
以下、asahi.comより
首都大学東京(本部・東京都八王子市)の男子学生2人が「ドブスを守る会」と称して街頭で女性に声をかけ、撮影した映像を動画投稿サイトに無断で投稿した問題で、同大は24日、この学生2人を退学処分とした。また、映像につけた音楽を制作した同大の男子大学院生も停学1カ月とした。
同大によると、問題発覚後に原島文雄学長や各学部長らが審議し、撮影やサイトへの投稿が「被写体となった女性の人権を侵害し、精神的苦痛を増大させた」「大学の信用も失墜させた」と判断したという。原島学長は同日、「多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。早急に再発防止対策を策定・実施します」との談話を出した。
男子学生2人は、5~6月に都内3カ所の街頭で、女性計6人に「写真を撮らせてほしい」「ドブスが絶滅しかかっている」などと言ってつきまとい、その様子を撮影し、14日に投稿していた。
引用おわり。
このニュースを最初に読んだときの印象は、
学校の対応が早いということとなんでそんなことをしたのかと
いうことだった。
興味本位ということばを使えば済むのかもしれないが、
他者を貶めることで成立する表現が認められるものではない。
「お笑い」の世界で相手をコケ下ろして笑いをとるということがあるが、
プロ同士のかけあいだから成立するギリギリのネタであり、
素人にすることは極めて危険だと今回のことから思った。
ところで、J-CASTニュースでは、
「
ドブス動画学生に教員の影響? 「嫌われることをする人を信頼」」という
記事が25日付で掲載されている。
事実関係は定かではないが、退学になった学生がこの教員が
ツイッターで披露した
「嫌われることをする人を僕は信頼している。嫌われたくないと思うがため に人はどれだけのものを失っていることか。人から嫌われることをするのは芸術家の役割の1つだ。それは人の顔色見ながら生きることで失った自分らしさをリマインドさせる」
といったことに影響を受けたのではないかということなどが書かれている。
芸術など私の理解を超えるものがある世界なのだろうが、
社会にある以上、やっていいこととそうでないことを踏まえないと
自由には責任が伴うことも教育しないといけないと思う。
大学の対応が早いのが自身の保身のためでないことを願う。