夫婦で旅行をする場所を決める時に、お酒(日本酒)が
その大きな選定理由にはなるが、カミさんがいるので、
あからさまにそれだけで場所を選ぶわけではない。
食べ物も大事な要素になる。
朝9時前に長野駅に着いたが思ったより寒かったので
ホームのそば屋で朝食。
小布施に着いての昼食は、
おぶせくりちゃんがツイッターでおすすめだった、
フローラルガーデンおぶせにあるレストランでおしゃれにいただく。
そして、夕食と翌朝食は、ここヴァンヴェールで本格フレンチを堪能する。
地震の影響もまだあるGW前の日曜日でお客さんも少なかったので、
写真を撮ってもよかったのかもしれないが、とてもおいしい料理に
そんなことを忘れてしまっていた。全部おいしかったが、夫婦して
一番人気は鴨のローストだった。
ここで食事をとることにしたのも、もともと小布施に行くことに決めたのも、
GW前にすることにしたのも、ここに訪れようと思ったからである。
小布施ワイナリー。
ここのワインを初めて飲んだのは2年ほど前と最近のことだが、
そのときから好みの味わいだった。
より自分の身近に感じたのはある雑誌で寺田本家(やはり登場日本酒の蔵元)の
藤波杜氏とワイナリーの曽我さんの対談を読んだから。
ワイン造りの姿勢に共感した。
ワイナリーの見学は土曜日なので残念だったが、試飲をしっかり楽しむ。
無料のものだけでなく、有料のもののいただく。
ちょっと卑しい感じにワイナリーのスタッフにはうつったかもしれないほどだったが、
私にはこの旅一番の楽しみだった。
カミさんと相談してワイン2本とお決まりの日本酒1本を購入する。
ヴァンヴェールでは小布施ワインの持ち込みOKなので、
1本は夕食用のものだ。
そして、満足した食事だったのは重ねて書いてもいいほどであった。
二日目の昼食は、北斎館向かいの傘風楼でイタリアン。
ここでも小布施を感じながらおいしくいただく。
デザートには栗が入っていたし、私が飲んだ牛乳は「オブセ牛乳」である。
なかなか濃厚でおいしかったのでスーパーで土産に買ったほどだ。
夕食は長野駅前の居酒屋でとったが、そこでも長野らしいものを
堪能できた。
1泊2日の旅行にしてはかなり中身の濃い食事を満喫した。
食べる楽しみが旅行の醍醐味のひとつだと
振り返ってみて実感した小布施旅行だった。