昨日、藤沢の一軒の割烹が店を閉じた。
おそらく、30年ほど続いた店である。
私はそれ程頻繁に通ったとはいえないかもしれないが、この店に足かけ27年飲みに行ってきた。
それは、ちょうど社会人になって以来、ずっとということになる。
その間に職場が変わり、通勤ルートに藤沢がなくても、思い出したように、店ののれんをくぐっていた。
通い続けていると時間の流れに無感覚になる。
変わらずにいるようで、皆歳をとっている。
突然、閉店を知ってショックだった。
が、どうしようもないことがあることもわかっていた。
この店があったので、見ず知らずの街で私が何とかやってこれたところもあったと思っている。
「さが野」、ありがとう。
大将、おかあさん、ありがとう。