『なやんでもいいよとブッタは、いった。』(小泉吉宏著、MEDIA FACTORY刊)を読んだ。
読んだといっても、この本は4コマまんがである。
「『ブッタとシッタカブッタ』シリーズが生まれて20年。時代は変わっても、わたしたちの悩みの種はつきない。全シリーズから悩めるブタをたくさん集めたら、わかりやすく、心に響く1冊に仕上がりました。」と紹介にあるように、20年間に発行されたシリーズ8冊のダイジェスト本である。
私は8冊全部読んでいる。
出たら購入という訳ではないので20年かけて読んだかどうかは定かではないが、20年近くかけて読んできたことになる。
今回、このダイジェストを読んで思ったこと。
それぞれを読んだ時の納得度の割に内容を覚えていなくて、改めて納得する自分がいたこと。
どの作品からの引用かがわかるようになっていたが、これは私には何の意味もなかった。
今回の作品で初めて出てきたもので印象に残ったフレーズ。
「「もっと もっと」をやめないと、自分をもっと苦しめることになるんだあ。」
イラストは食べ過ぎのぶたさんが描かれているのでわかりやすい。
この文で一番気になったのは最後の「あ」だ。
この「あ」で気づきの大きさが増し、新鮮さが加わる。
こんなそうだよな「あ」を20年間、たまに感じてきたが、自分の悩みは一向に変わらず。
50代になったのに迷うし…。
タイトル通り、なやんでいいという結論に、ほっとするのである。
なやんでもいいよとブッタは、いった。
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