マンガの「美味しんぼ」が福島を舞台とするシリーズで、
主人公が鼻血を出したり、実在の人物に「福島には住めない」と発言させたりしたことが、政治の世界を巻き込むほどに物議を醸している。
いや、既に、たまたまのタイミングのようだが、「美味しんぼ」が休載になったことで、下火になっているのかもしれない。
私はこの作品が掲載される雑誌はいつも立ち読みしているが、このシリーズは知らない間に読まなくなっていた。
もともとパラパラ読むマンガなので、しっかり読まないといけない内容というだけでパスしたということだろうと思う。
なので、この問題が取り上げられた時に、これほどのものとは思っていなかった。
福島県にお住まいの方からするといろんな意味で気分のいいものではないだろう。
料理対決としての「美味しんぼ」ファンには戸惑いもあったかもしれない。
賛否両論が議論された記事がこの雑誌に掲載されたようだが、その号に限って、私は立ち読みすることができなかった。
なので、半端な状態でこの議論を外から眺めているわけだが、人間に以心伝心はないので、書き手の想いが読み手に100%伝わらないことを
念頭において表現しないと、こういうことが起こるのではないかとは思った。