神奈川県藤沢市の教育委員長が、我が子を居住実態のない茅ヶ崎市の公立中学に越境入学させていたことが明らかになって、教育委員を辞任した。
息子に茅ヶ崎の中学校で柔道をさせたいあまりに、茅ヶ崎市に息子の住民票を写し、通っている茅ヶ崎市の柔道教室で寄宿する届けを出していたが、実際は自宅から通っていたそうだ。
市議会で指摘され、本人は指摘されるまで問題意識は薄かったと説明したという。
学校教育法施行令の規定に反した行為である。
教育委員長が問題意識なくしていい行為ではない。
子どもの教育環境をより良くしたければ、引越しをすればいいこと。隣町なのだからといい加減なことをするから指摘される。
まあ、そんなことをしたらしたで、教育委員長が我が子の教育環境を考慮して、引越しをしたのはいかがなものかとかっこ悪い物言いをされるかもしれない。
だから、ごまかそうというものやはりかっこ悪いのは同じ。
かの教育委員長はどうして、教育委員になられたのだろう。
そんな疑問も浮かぶ。
役職によっては、親である前に公人としての振る舞いが求められるものである。
教育委員におなりにならなければ、こんな騒ぎにもならなかったろうにと思う。