大掃除をしていた時に、母校の高校同窓会の会報が出てきた。
捨てるかどうかを決めるためにペラペラめくっていたら、ある記事に目が行った。
「むすびの会」
同窓会で、結婚の縁をつなぐための会があるとは気にしたことがなかった。
ちょっと調べてみると、もう会ができて20年以上になり、この会を通じて結婚なさった方が100件以上になる。
年間5組ほどが成立しているのは私には多いように感じた。
今の婚活が出る前の昭和の時代には、結婚相談所とか縁談の会といったものが機能するほど、縁談が結婚の契機になっていた。
この会は平成になってからできた会なので、時代に合わせた感じがないのになかなかの成約数である。
この会の特徴は、参加資格が同窓会関係者かその推薦を受けた方のみということになる。
つまり、縁談を同窓会限定でするということである。
結婚を契約と考えると、同窓であることで信用があるということが挙げられる。
結婚の前のお付き合いを考えると、同窓であることで共通体験や話題があり、意気投合しやすい、そこから、恋愛感情につながるといったことがあると思う。
高校の同窓会がこういった会が成立するための条件はあると思うが、結婚のきっかけの一つとしてあっていいのではないか。
それは私自身が同窓ではないが高校時代の付き合いから結婚に至っているから思ってしまうのかもしれない。
ただ、結婚には「共通点と信用」は必要で、大学では出身地などが異なるが高校だと生い立ちや生活環境がお互いに想像できる程度には共通しているので、相手についての理解がしやすく、お見合いがしやすいということはあると思う。
恋愛が結婚の前段階である形態が崩れていると思われる近頃、縁談が見直されるかもしれない。