こんな見出しが昨日の読売新聞夕刊一面にあがった。
ネットで契約すると業者が1文字5円で卒論を代わりに
丸々書いてくれるそうだ。
400字原稿用紙50枚で10万円ということになる。
ある業者はこの1年半で300件の問い合わせがあり、
100件以上請け負ったそうだ。
どうしてこういう業者が出てきたのだろうか。
需要があるからに違いない。
需要があるのはなぜなのか。
大学の先生が生徒の指導をしていないからか。
生徒が大学の指導についていけないからか。
その両方か。
どちらにせよ、卒論を代行できる環境がいいとは
思えない。
代行は不正行為ということでそのような業者の広告を
グーグルは掲載禁止とする措置をとっている。
ただのレポートなどはもしかしたら個人的に誰かが書いたものを
見せてもらったりすることが実際あったりするかもしれない。
でも、卒論は特別なものであるはずである。
大学全入時代が来て、大学のあり方が問われていく中、
自分ですべきことへの意識付けからしっかりしないと
いけないことを端的に示した記事だと思う。
わが子は大学に入り、レポートを書くにも苦戦して
いたりする。
いずれ書く卒論は質量ともにたいへんかもしれない。
でも、自分で書ききってほしいし、それができると
思っている。