GWが11連休の方にとって最初の土曜日に
石和温泉に行った。
第33回山梨県ワイン鑑評会の審査参加に当選
したからである。
山梨ワイナリー協会が主催するこの会は、ワインの
品質向上を目指して、実際に販売しているワインを
プロの方に審査してもらうものだそうだ。
そこに4年前から、一般の方にも審査をしてもらう
ようになったということである。
午前中にプロの方の審査があり、午後が一般の部。
150人でワインの審査をする。
協会の方からのごあいさつとテイスティングの方法を
お聞きして、いざ審査に加わる。
赤39点、白57点、ロゼ2点、計98点ある。
2時間弱で全部テイスティングできるか心配で、白から
始めたが、自分で自分をせかすようにグラスにワインを
注ぐ。
私の評価ははっきりしている。
一番いいのはネットででも買いたいもの、その逆は
お金をもらっても飲みたくないもの。
だから、かなり個人的好みが入るが、それでいいと思う。
白はぶどうの品種がほとんど甲州なので比較しやすいが、
評価の差はつけにくいと飲んでいるうちに思ったが、
これくらいたくさん飲むと自分に合っているものだけは、
なんとなくわかるものだというのも感じた。
赤はぶどうの酒類がいくつもあり、さらにブレンドに
なっていたりするので、味の比較はしやすいが、どっちが
どうなんて好みでいくしかない感じだった。
品種ごとの特徴を知っていて、それがうまく出ているか
どうかをわかっている若い女性がたまたま私のそばにいたが、
私は私の尺度でテイスティングした。
そんなわけで全部口につけたが、白はなるべく飲み込まない
ようにして、赤はほんのちょっと飲んでというやり方をした
ので、酔わずに終了した。
赤は好みのものが少なかった。山梨ワインの白はひとに随分
おすすめしたが、なかなか赤は難しい。
白は気にいったものは飲んでおこうと再度飲んだ。
甲州のさっぱり感が私好みなのだろうか。
帰り際、午前のプロがした評価の平均点が配布された。
自分の評価と比較できるというサービスだ。
ぎっくりしたのが、白で評価が高いものと低いものはある
程度、プロと同じものを選んでいたということだ。
際立っているものはいいものも悪いものもわかりやすいと
いうことか。
ゆっくり味わう会ではないがなかなか貴重な経験だった。
疲れたので毎年行きたいとは思わないが、機会があれば、
また参加してもいいかと思っている。
ワインは口に含んだけれど飲んだわけではないので、その後、
甲府に行き、元同僚と焼き鳥などで旧交を温め、それから、
ひとりで「きり」で一杯やって、甲府で単身赴任していた頃を
思い返した。
翌朝は、開いていない塩澤寺を訪れ、この1年の厄払いを
なんとかお願いしてきた。
次に山梨を訪れるのは夏の終わりか秋真っ盛りだろうか。