共同通信のネット記事に
、「教員免許めぐり元講師が逆転勝訴
反論の機会与えず違法」というのがあった。
自分が勤めていた高校で盗撮をした元講師が、
そのことで教員免許を取り上げられたのは不当と
訴えていた裁判で、裁判所が本人に反論する機会を与えるべきと
取り上げたことを違法とする判断をしたというものだ。
手続きが適切であるに越したことではない。
しかし、反論の機会を与えて結果が覆ることなのだろうか。
元講師が本当は盗撮をしていなかった、とか、
誰かに脅されて仕方なしにやったとか、全く別の次元で
反論が出るなら違うだろうが、盗撮そのものを認めていて、
その講師が教員免許を持つ意味があるのだろうか?
この元講師が教員免許を取り上げられなくなったとして、
教育関係で仕事をしようというのだろうか。
男子校なら問題ないとかいう話ではないだろう。
古臭い考えかもしれないが、教師・講師には人格的にしっかり
した清潔感が必要な気がする。
司法の判断が「疑わしきは罰せず」でも
教育の世界では「してはいけないことはしてはいけない」を
遵守してほしいものだ。