随分前のことのように感じるが、8月27日に仕事を半休にし渋谷に出かけた。
半休にするほど時間が詰まっていたわけではないが、
休日出勤後は代休を取るようにしないといけないようなのでそうした。
なので時間が余ったので、「借りぐらしのアリエッティ」をひとりで観た。
ジブリ映画をひとりで観ることへの抵抗は全くないが、
今の私にはこの映画から得られるものはなく、
映画をめったに観ないだけにちょっと残念だったりした。
気を取り直して出かけたのがここ。
セルリアンタワー東急ホテル。
初めて来たが思っていた以上に空間をゆったり使うホテルだ。
受付から開場まで時間があったが、ひとりで来ていると身の置き場がない。
やっと開場と思ったら、会社から電話が入り、出鼻をくじかれる。
夕方から電話に出ないと宣言してきただけにかなり不機嫌に出たはずだ。
再度、気を取り直して入場。かなりの人出である。
「うつくしまふくしま JIZAKE FESUTIVAL」がこのイベントのタイトルだ。
少し試飲したら、あいさつと乾杯のアナウンス。
これが済まないと食事が出ないが、あいさつが長い。
長いのは気合が入っているからのようだ。
福島には全国1位のものがないらしい。そんな中、全国新酒鑑評会での
金賞受賞数が全国一だったのだ。
日本酒こそ福島が誇るものということなのである。
試飲用の猪口にも「金賞受賞日本一」と朱書きされていた。
さぞかしうれしいことなのだろうと思いつつ、ようやく食事を取りながら
お酒をいただくことができた。
今回はゆっくりメモを取る場所がなく、42の蔵元が来ているうち、
半分くらい飲んだと思うが記録がない。
記憶も定かでないので写メを撮ったものをとりあえずご紹介。
「末廣」の山廃をお燗で。ここは山廃で有名な蔵。
山廃のイメージは雄雄しいと思われているが、ここのはむしろ柔らかい。
写真はないが生もとといえば「大七」というこの蔵も福島県。
今回いただいた「楽天命」という純米酒のお燗は、
「箕輪門」とは違う柔らかさがあり、私にはとても合っているものだった。
「奈良萬」は日本酒好きには馴染みの銘柄。
一通りいただいたがそれぞれにうまく特徴を出されていると感じた。
写真を見るとここらへんから酔っているようだ。
「あぶくま」「自然酒」ともにおそらくその柔らかさが気に入ったものだったと思う。
今回の一番の発見はこちら。
鈴木酒造店の「壽」。
まろやかさがあり、冷でも燗でも楽しめる、私好みのお酒。
次に出会えるのがいつかわからないが記憶に残そうと思う。
郷土料理も用意されていたが、きゅうり以上に私が食べたのが、
この「天ぷらまんじゅう」。お酒に合うのが楽しかった。
こういうかたも来ていたので酔った勢いで写真を撮らせていただく。
係りの方がご一緒に撮りますかとおっしゃってくれたが、
そこまで酔ってなかったので丁寧にお断りをする。
福島県にはおいしいお酒が多いと思う。
それを知ってもらうイベントを東京で開くことはいいことで、
また訪れてみたいと思っている。