私はテレビゲームの将棋で何度も負けている。
だから、今回プロ棋士がコンピューターに負けたからといって別に驚かない。
コンピューターの能力や技術は日進月歩。
3年前に破れた時とは性能がかなり上がっている。
更にソフトは一つでなく、4つ使い、迷った時には合議する仕組みになっている。
いわば、4対1の戦いである。
人間には調子の波があるが、コンピューターにはない。
かなり人間に不利だったのではないかと思った。
人間の脳については未知のことが多いと聞く。
人間が将棋に関して想定する全ての思考をコンピューターができたとしても、トッププロ棋士とコンピューターでは人間の勝率が高いのではと思う。
昔、将棋の必勝法を取り上げたマンガがあった。
コンピューターが勝ち続けるということなら必勝法もあるということになりかねない。
しかし、長年それだけに打ち込んでいる人間が多数いて見つかっていないだけに、
将棋のゲームとしての奥の深さがコンピューターの壁になるのではと思う。