今回の地震で余震以上に私に影響を与えているものが2つある。
計画停電と放射能問題である。
後者については、何かが品薄になるという程度のことなので我慢がきく。
しかし、計画停電は仕事そのものに関わるものになっていて、
ただ、営業を控えるとか節電するということで解決しないもので、
計画停電が夕方以降にある限り影響は少なからず続く。
被災地でも子どもの教育をどうするかに考えが及ぶようになっているが、
計画停電の地域でも子どもの教育について、新学年が開始するまでに
検討しなければならないことがあると思う。
4月までで計画停電が終了するならいいのだが、夏の予定も示唆され、
いつ終了するかの目処は示されていないのが一番やっかいなことだ。
学校でいえば、給食が安定して提供できるかということ。
地震後、学校が授業を午前中のみにしたのは、このことによるところも大きい。
学校は部活を除けば日没までに帰宅するので影響は少ないかもしれない。
子どもが放課後に出かける習い事では夕方以降に停電があると何もできない。
外で信号も消えていれば通学も安心できないのでなおのことである。
停電のあるなし、あった時の時間がはっきりしていると対処はしやすい。
計画といってはいるが実際は場当たりな停電なのがやっかいだ。
学校外の教育は家庭の考えで行っていることである。
習い事に子どもを通わせているのにも家庭の事情がある。
お金をかけているだけにきちんとしたものを期待する。
停電が不規則なので、習い事の教室をやったりやらなかったり、
時間を不規則にすると、だから誰かしらから不満が出る。
宿題を出すような教室だと教室日にそれを課さないと宿題を担保できない。
なので、2~3時間程度の停電なら教室は開けざるをえない。
それとて夕方以降の停電ならば、中学生以上は教室で何もできないだけに、
教室を休むということが出てきてもおかしくない。
習い事は「継続は力なり」なものである。
停電でその継続が維持できないことが続けば、その教育効果も発揮できず、
子どもたちのモチベーションの維持も難しい。
計画停電は広範囲の教育に大きな影響を及ぼすものという認識を、
社会が持たずに済む程度に解決するか、18時~20時の停電は基本しない
ですむ計画で実施することができればと願うばかりである。