GWの前に夫婦で旅行をした。
前に出かけたのは3年ほど前だろうか?
それまでの間にここに行きたいとカミさんから出た場所はあったが、
結局、私の行きたいと思っていた小布施に行くことになった。
私は出先でお酒を飲むので車は使わない。
いや、出かけた以上飲むので、出先に飲む楽しみを用意する。
小布施に行くと決めて調べていたら、隣の須坂でこんなイベントがあった。
「渓流」というモンドコレクション金賞受賞の酒を醸している
近藤酒造場さんの蔵開き。
試飲や蔵見学ができたが、かなり飲み食いを楽しむ会のようだった。
蔵見学の最後に小さな修了証書をいただいたが結構皆うれしそうだった。
小布施でも蔵元の店に出かけた。この町には小さい町なのに4つの蔵元がある。
そのうちのひとつが小布施ワイナリーで醸されている日本酒で、
当然、そこにも出かけたがここでは日本酒のみの蔵元を一気にご紹介する。
高沢酒造。
「米川」というお酒が中心銘柄のようだが、試飲できたのは、
「豊賀」という特別純米酒のみ。でも、味が乗っていて、きっと「米川」より、
自分の好みなものだろうと思った。
松葉屋本店。
「本吉乃川」「北信流」という銘柄を醸している蔵元。
江戸時代創業の趣を感じながら、たくさんの銘柄の中で純米系を試飲する。
すっきり系が中心か。
桝一市村酒造場。
創業250余年で和菓子の小布施堂もこちらがなさっている。
市村氏は小布施のまちづくりの中心になった一族のひとつ。
蔵が有名になった理由は他にもあるがここでは省略。
ここは試飲は有料。
カウンターで錫の猪口に注がれたお酒を4種類の塩をあてにしながらいただく。
店員さんは接客に慣れていて、お酒の話しだけでなく、大震災の影響など
気になる話題で話しかけてくれた。
石数が小さく、酒販店を通さない蔵元なので、銘柄の名前などは観光客を意識したものになっている。
はなしぼりは確かブレンドされた限定商品だったと思うが、しっかりお米の味が
乗っていてよかった。
長野県は蔵元が多い。
地元に根付いたところにあるからだろうか。
その地に行かないと味わえないものに出会えることが旅の楽しみのひとつである。
その点では満足度の高い旅だった。
その分、帰りの荷物が重くなった旅でもあった。