一冊の本を仕事関係でいただいた。
『「複眼的思考」ノススメ』(長倉三郎著、くもん出版刊)
著者は、長年化学界で活躍してこられた学者である。
「複眼的思考」はこの本では、
「物事を一面からではなく、おたがいに異なる二つの面から捉えて、相反するまたは相容れない要素の調和を考えること」
と定義されている。
この本では、著者の自伝的な要素も織り交ぜながら、調和が必要な変革の時代を迎えて、「複眼的思考」が求められることを平易な文章で紹介している。
「複眼的思考」自体は決して珍しいものとは思わないし、自分の思考の中でもそうしていると自覚する場面もある。
とはいえ、それで十分かどうかといえばそうでもなく、思考を考えるきっかけにこの本はなった。
「複眼的思考」ノススメ―調和が必要な変革の時代を迎えて
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