自分で掴み取るものと思っておいた方がきっと良い。
ある高校で、生徒から依頼のあった大学の推薦入試用の書類を生徒に渡さなかったために、その生徒が受験できなくなったという記事が新聞に載っていた。
渡されなかった生徒は学校から出願されるのだろうと先生に問い合わせなかったそうだ。
ちなみに、その大学は第一志望だったらしい。
この件で一番責任を問われるのは学校の先生だろう。
それを棚に上げると、本人の呑気さにもちょっと呆れる。
学校に書類の依頼をした後、一度も募集要項を確認しなかったのだろうか?
自分の将来と考えたら、心配にならなかったのだろうか?
それが私には不思議だった。
今や大学に行くことは当たり前に近くなっているし、それも全入時代になってたりして、入試への緊張感が薄くなっているのだろうか。
学歴社会でなくなったものの、学力や学習歴が可能性の幅を決めることに変わりはない。
他人をあてにしては未来は手にできないものなのである。