7月にカミさんが札幌に来た時に、もう読み終えたからと文庫本を置いていった。
読む本が切れた時に手に取って読んだ。
『残月 みをつくし料理帖』(髙田郁著、ハルキ文庫)がその本だ。
シリーズ第八弾なのに楽しく読んだ。
これまでの経緯など分からなくても読み進めていけたのは、この本で料理や食事に関する記述がおいしそうだからである。
時代小説なので、自分がそこで食せるものではないが、生活の中で食事が楽しみな江戸っ子たちに共感せずにはおれない。
料理以外の人間模様が描かれた作品だけれど、料理にこだわるところが私にとってはこの本の魅力である。
これを書いていたら、おなかが空いてきたので夕餉にすることにしよう。
残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)
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