大島優子さんの卒業コンサートに出かけた。
国立競技場で開催されるからと応募したら当選。
ラッキーと出かけてみたら中止。
今は札幌生活だけに、振替公演は日程的に無理かとも思ったが、総選挙の翌日に同じ会場で開催ということで、自分のためだけに使ったことは病欠以外にないと言っていい私だが、1日有給を取り、出かけることにした。
今回も野外コンサートなのに雨の予報。
前日の総選挙は結構な降りだったのに決行されたので、気分は乗らなかったが、降られないと言い聞かして家を出た。
味の素スタジアムは行くには国立競技場より不便だが、初めての場所なので小旅行気分にはなれた。
入場時は列もなくスムーズだったが、札幌ドームではなかった身分証明書の提示と金属探知機によるチェックがあった。
あっという間だったのですぐ忘れたが、気分的には重くなった。
入場はしたものの開演まで1時間以上ある。
こういう時、おひとりさまは時間つぶしに苦労する。
席につくと携帯は使用禁止だったのでなおのことだ。
おひとりさまの親父は怪しく周りをきょろきょろする。
オタク、男同士、女同士の若者たち、カップル、家族連れ、そして、おじさんたち…。
いろんな人たちが集まっている。
コンサートは4時間に及んだ。
MCの時間以外は立っていたが疲れもせず、長さが気になることはなかった。
唯一、大島優子さんがメンバー全員と握手するところだけは、何を話しているかもわからず、20分以上かかったところでは集中が途切れた。
でも、わが押しメンのぱるるさんが、ハイタッチしてさっとひけたときは、さすがと思ったりもした。
そのぱるるさんをしっかり見ようと思ったが、スタンド席から肉眼では小さくしか見えない。
オペラグラスを持っていったので、モニターとは違う臨場感をもってぱるるさんを見つめることができて良かった。
新聞に載るようなイベントに参加して、ひとりで帰宅する途中、少しずつ非日常からときはなれていった。
中島みゆきさんのコンサートとは違う非日常体験だったが、何かから軽くなった感覚は心地よいものだった。
いつか秋葉原の公演に行く日が来るだろうか?