中島みゆきさんの曲に「北の国の習い」というのがある。
25年前の曲なので、当時20代の私は、北海道ってこういうところかと思うだけだった。
札幌に2年住んだ今、どう思うかといえば、会社の女性以外はほとんど接点がないので、なんとも言えない。
「北の国の女は耐えないからね」とか「待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ」なんてフレーズが並ぶ。
離婚経験のある女性は確かに私のこれまでの経験で一番多くいるのは北海道ではある。
働いて自立しているかたばかりなので、歌詞の通りと言えなくはない。
みゆきさんの曲で、ここまであからさまに北海道を描いた曲は多くないと思う。
なぜ、こんな曲をかいたのだろうか。
みゆきさん自身にもこの傾向があってなのか、その逆か。
自分に好意を持ち続けている誰かへの警告かもしれない。
こんなに寒いところだと、耐えたら凍え死ぬのだから、ずっと暮らし続けるならば、そんなふうにもなるしかないかなと思ったりはする。
北海道の女性は自己主張が強い感じはしないでもない。
みゆきさんだってそうだろうと思う。