3月に思い切って、握手会に出かけて、推しメンのぱるるさんと握手をした。
握手というより手を添える感じだったが、念願はかなった。
その後、ゴールデンウイークが過ぎ、仕事で気忙しくしている頃、AKB48の公式ブログで、札幌で握手会があることを知った。
今回はときめく気分にはならない生活を送っていたので、行くつもりはなかった。
そこにメンバー発表があって、ぱるるさんが来ると知った。
ここで、はたと悩んだ。
行くか、行かないか?
休みの日にも仕事をしていたけれど、これも縁と思って、開演後になったけど出かけた。
前回の札幌での握手会と違い、待つことなく入場できたが、ミニコンサートは僕たちは戦わないのサビしか観られなかった。
それでも、ぱるるさんがセンターなのをちょっと観たので嬉しかった。
握手するまでは少し待ったけど、3回目になると少し勝手がわかるので、気にならなかった。
ただ、自分のことで、握手する右手がひび割れして傷みがあったこと。
左手にしてもらうようにいえるかどうか。
順番が来て、周りから急かされ、ぱるるさんを見たら、真っ白になった。
彼女は右手を出していた。
有無も言わさず、右手を求めていた。
私は黙って右手を差し出し、応援してますとだけ言った。
彼女はありがとうございますと言って微笑んだ。
これで今回の握手会は終わった。
日常を忘れた時間は、私は確かにぱるるさんが好きであることと、また、ちょっとがんばろうと日常に戻っても思える自分に気付かせてくれた。