『はなちゃんのみそ汁』を9月下旬に読んだ。
テレビでドラマ化をされた名の知れた作品である。
誕生時から母親がガンと闘っている境遇で、その母親は自分がいなくなっても生活できるように、家事を幼児に教える子育てを行った。
はなちゃんは母親と母親がいなくなったら、毎日みそ汁を作る約束をする。
そして、実際はそれ以上のこともやっている。
そんな話だと通勤読書には向かない、つまり、車中で泣いてしまうのではと気にはなった。
しかし、私は全く涙ぐむことはなかった。
何故か。
それは、このお話ははなちゃんが主役でなく、その両親のものであったからだと思う。
私がそのことを確認せずにこの本を買ったのだから仕方がない。
話題になった本を買うときは、特に、ノンフィクションを買うときは、タイトル買いせずに、目次やあらすじは確認しないと、勝手の違う読書になる。
今回のケースは、子育て、子育ちの本と思ってたら、夫婦の闘病記だった。
どちらにせよ、通勤読書向きではなかったので、部屋で読み切った。
はなちゃんのみそ汁
amazonの本の紹介ページに飛びます。
ちなみに、私は文庫本で読みましたが、検索にかかりませんでした。
amazonを覗くと、「はなちゃん12歳の台所」という続編が出ているようです。
著者名ははなちゃん単独なので、今度見かけたら、パラパラめくってみようと思います。
父親の影が大きいようなら、文庫になっても読まないと思います。