国内で発表される多くの楽曲の著作権を管理しているJASRAC=日本音楽著作権協会は、毎年、放送やカラオケでの利用やCDの販売などで著作権料収入が多かった作品を、最も多く聞かれ、歌われた曲として発表している。
25日に2015年度のランキングが発表され、中島みゆきさんの『糸』が銅賞、3位となった。
平成4年の曲だが、多くのアーティストにカバーされていて、そのことから世代を超えて親しまれ、ウエディングソングの新たな定番となってランクインしたという。
「糸」が上位10位以内に入るのは、楽曲の発表以来初めてだということだ。
NHKのニュースでみゆきさんのコメントが紹介されている。
「賞をくださるとの御連絡をいただいて、驚きました。『糸』はヒット曲とかいうイメージには程遠い地味な曲だと思っていたのですが、いつのまにかカラオケで歌ってくださる方がたくさんおいでだった、と知らされて、あらためて心より感謝申し上げます」
何年もカラオケに行っていない私が最後に歌った曲も「糸」だった。
みゆきさんバージョンでも、Bank Bandバージョンでも歌ったことがあるが、男女で歌えることもランクにつながったのだろうか。
いわゆるA面の曲でない名曲がランクインするところに、みゆきさんらしい曲の強さを感じる。
今度いつカラオケに行くかはわからないが、行ったら歌ってみようと思う。