このところ時間の流れを自分のものにできておらず、気がつけば、センバツが開幕と知り、出かける予定もないので開会式をテレビで見る。
いたる所で高校生が担当しているのが溌剌としていて清々しくいい。
司会進行、プラカードの揮毫、国歌独唱は、それぞれの全国コンクールで実績をあげた高校生が担当している。
今回、国歌独唱をしたのは、21世紀枠で出場する岩手の不来方高の生徒さんだった。
野球部は10名しかいない学校だが、音楽コースがある学校でもあるようだ。
こんなダブル出場があるなんて高校野球ぽくて熱くなる。
プラカードの揮毫は、「書の甲子園」として知られる「国際高校生選抜書展」で団体の部で地区優勝した10校が、出場32校と昨年の準優勝校、高松商のプラカード文字を担当。いろんな書体が使われていて、不揃いとも見えるが、何かこだわりがあるのかと思いを馳せたりする。
仙台育英高校は、自校が揮毫を担当している。これまでで2校目という。きっと気合が入ったことだろう。
いつもはぼんやり行進の手の握りや振り方を気にしながら見るくらいの開会式だが、エピソードを知ると見る姿勢も変わる。
3連休にひとりでゆっくりする時間があったのをこういう風に使えてよかった。
野球観戦もいつもより楽しい感じがする。