仕事関係の講座を聞いたときに紹介されていたので手に取った本がこれ。
『英語学習は早いほど良いのか』(バトラー後藤裕子著、岩波新書)
岩波新書は久しぶりに読む。やはり、学術的である。
著者はペンシルバニア大准教授。
この本は専門の研究者による英語教育に関する解説本である。
英語学習において一番適当な時期である「臨界期」が本当に存在するのかというテーマについて様々な研究結果から解説している。
結論は「臨界期」がここだということを定説にするような研究結果があるわけではないということだと思う。
学習や教育は中身がどうなのかという条件が常につきまとう。
そこがこのテーマでも解決されていないということで、またクリアするのが簡単ではない。
日本は英語教育改革の最中である。
時期以上に中身が問題という中で教員養成など課題があるだけに、これから出てくるものに注目である。
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