卒業式、コロナ対応でプログラム変更のもとでも「君が代斉唱」指示:東京都
20年3月に実施された卒業式についても、校歌斉唱や生徒が準備してきた合唱などを取りやめている中で、
都教委は2020年2月28日付で、市区町村教委向けには「自治体の裁量」とした上で、
直轄の都立学校には「国歌斉唱を行う方針に変更ありません」とする通知をおこなったという。
結果として、校歌などは歌わずに、君が代斉唱はしたということになる。
東京都が長年にわたって、不起立・不斉唱で多数の教職員を懲戒処分してきたので、
こういう事態になっているという指摘もある。
なぜ、卒業式で校歌を歌わないことにしたのかというとCOVID-19感染防止である。
となれば、君が代も歌であるわけだから、歌わないという選択をするのが自然ではないか。
こういうことが首都でまかり通るのか。
不思議にあまり思わなくなったとしたならば、COVID-19関連でチグハグな対応が他にもあって、
感覚が鈍くなってしまっているということなのかもしれない。