9月28日読売新聞にこんな記事が載り、ネットでも取り上げられた。
私大ほぼ半数が定員割れ、経営難の恐れも…今春「充足率」初めて100%下回る
入学者数を入学定員で割った入学定員充足率は99・8%で、100%を切ったのは、調査開始以降の23年間で初めて。
定員割れの大学は前年度から93校増えて277校で、半数近い46・4%に上った。
私立大学の数は増えている中でこのデータは今後の大学経営の難しさを示唆している。
18歳人口の減少、コロナ禍、都内大学への定員厳格化が要員として挙げられている。
Yahoonニュースではこんな追加記事が出た。
そこでは、都内私立大学は117校で入学定員充足率は100.8%と100%を超えているが、全体の33.4%にあたる39校で定員割れをしていると書いている。
つまり、都内では一部の学校に人気が集中していて、決して全部が安定しているわけではないようだ。
早慶のような有名大学はこの状況でも「無風状態」という。
結果として、私大の二極化が進むのではないかと指摘している。
大学の数が増え、受験生の数が減っている以上、淘汰は避けられないように見える。
Yahooの記事は「18歳の若者だけでなく、社会人が大学で気軽に学べるシステムの構築を、社会全体が真剣に考える時期がきています。」と締めて、大学の今後の姿について提言している。
が、社会人や高齢者が大学で学びたいと急に思うだろうか。
資格取得のため以外の目的というのは、なかなか一般化できないのではないだろうか。
大学全入時代に必要な大学とはどんな大学なのだろうか。