5月は読書時間をあまり取らなくて、読み始めた本はあったけれど読み進まなかった。
なので、別の本を探してみたのだが、小説を文庫でとみていると、この本にでくわした。
飛ぶ男(安部公房著、新潮文庫)
ある夏の朝。時速2、3キロで滑空する物体がいた。《飛ぶ男》の出現である。目撃者は3人。暴力団の男、男性不信の女、とある中学教師……。突如発射された2発の銃弾は、飛ぶ男と中学教師を強く結び付け、奇妙な部屋へと女を誘う。世界文学の最先端として存在し続けた作家が、最期に創造した不条理な世界とは。死後フロッピーディスクに遺されていた表題作のほか「さまざまな父」を収録。
本の裏表紙にはこのように書かれている。
安部公房氏の幻の遺作である。
未完の絶筆原稿とは思っていなかったので、次の展開を楽しみにしていた中、急に途切れたのは残念だった。
とはいえ、久しぶりに読んだ安部氏の本はスイスイ読めた。
「さまざまな父」が後に続いていたのはいい構成だった。
なるほどと思わされた。
安部氏がこの話をどのようにまとめようとしていたかは想像もできないが、今時のことだから、AIに最後まで書かせたものが出たら、読んでみたいとは思った。

楽天ブックスの本の紹介ページに飛びます。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-33372816"
hx-vals='{"url":"https:\/\/jibunisan.exblog.jp\/33372816\/","__csrf_value":"35fe014f5c2c363d13809dd0c18de3ca7470e7af044d7c89198bbc9daf15de149213cffa33cc42ae9995290824b1d46b183bac4c3ec9a381ed6d353afc8e227b"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">