今年で7回目になる藤沢吟醸祭に参加する。
私は3回目の参加になるが年々参加者が多く、
めいっぱいテーブルと椅子が配置され、
手狭感が強くなっていく。
参加者が増えること自体はいいことなので
文句をつけるわけではないが、この調子だと
もっと広い会場にしないと増やせられない
のではないかといらぬ心配をする。
今年も29という多くの蔵元が来られていた。
松花堂スタイルのおつまみと地方の珍味を
肴に、純米酒のお燗を大いに楽しむ。
とはいえ、今年はこの会の後に用事があったので
どれもこれも飲むというわけにはいかないという
事情があり、満喫とまではいかず残念。
今回のお気に入りは、
ひこ孫の純米大吟醸とにごり酒(神亀酒造、埼玉)
花垣の有機純米吟醸(南部酒造場、福井)
きもとのどぶ(久保本家酒造、奈良)
山笑う 其の弐(山根酒造場、鳥取)
今回は「きもと」を持ってきている蔵元が多いようで、
流行の兆しを感じる。
久保本家さんでは噂の「梅酒の日本酒割り」をいただいたが、
調和がとれた味わいで、どちらも単独では得意でないという
方にすすめたいと思った。
テーブルの人数が多くなって距離が近くなったからか
どうかはわからないが、今回はお近くの席の方と例年より
お話をした。
ひとりで来られた方は主催の酒屋さんを通じての
参加なので、当然日本酒がお好き。
好きなものが集まっているので話が合うのは
当然かもしれないが、この気の置けない状況を
みるにつけ、日本酒好きが増えていくことが
人間関係の上でもいいことではないかと思ったり
する。
今年のチャリティであたったお酒は梅酒ばっかり
で少しがっかりしたけれど、日本酒を勧めるのに
使おうかと今は思っている。