40歳を過ぎても全く考えていなかった投資だったが、
退職金のこともあって、考える機会が増えた。
ネットで調べたりするもののまだまだ実行には移していない。
そもそも何のための投資か。
『大人の投資入門』(北村慶著、PHP研究所刊)を読む。
この本はネットで見つけた個人投資家のおすすめの本だった。
サブタイトルが、「真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」」
と書かれている。
つまり、公的年金では不足する老後の資金を「自力年金」を運用することで
十分なものにしていくための方策をこの本では提案している。
公的年金をあてにはできないという意識はある。退職金も自分で運用する
年金と同じようなものにもできる。
老後のために「自力年金」が必要ということも理解できる。
のに動かないのは、運用に自信がもてない、ないしはリスクを負う覚悟が
ないというのもあるが、一番は自分が長生きする前提で物事を考えられない
ということである。
相場に負けないために、インデックス投資信託を使って長期の運用をする
ことが、「自力年金」の運用方法である。
長く積み立てていくことで運用実績が出てくるもののようである。
自分が80歳まで生きているイメージが私にはもてない。
70歳までなら働きつづけてもいいかと思ったりもする。
それなら、「自力年金」は必要ないか。
でも、考えてみたら、普段無駄遣いしたりもする。
80歳まで生きるかもしれない。少しのお金なら遺してもや役に立つことは
あっても争いにはなるまい。
ということで、少額の投資信託を積み立てで始めるための準備をする
ことにした。
知識はないので、おまかせタイプのものからやってみようかと思っている。
肝心の資金繰りはこれから考えるので、実行にはまだ時間がかかるだろうか。
パチンコに負ける程度のリスクなら私でもなんとかなるかしら。
これでもうひとつ長生きしてもいいかと思える理由が増えそうである。